当院のコロナ対策(メンテナンス診療を維持する理由)

こぐまがメンテナンス診療を維持する理由

 今、歯科医院の受診は「痛みなどがある時」など、急を要する時以外は自粛して下さい!とも言われていますが、このコロナの問題が数ヶ月で終息するなら、(短期的には)これは正解だと思います。でも、6ヶ月いや1年以上続くとしたらどうでしょう?
 長期的視点で見ると、問題を先送りし、それも重篤化させてしまうということになりかねません。やがてそういう患者さんで歯科医院はあふれかえるでしょう。
  私たち専門家が今診ておいたら、リスクに気づき、火事(お口の中の危機を例えると)が起こらないように対処ができるのに、『今熱くない人は診ません』『火事がひどくなったら来てください』といってるのと同じだと思い、どうしたものか悩み、迷いながら進んでいます。

私たちの思い

「リスクを判定し、なければフッ素などを塗って終了、リスクがあれば必要最低限度の応急処置をして火事を未然に防ぐ」そんな危機管理の意味合いのメンテナンス診療をしたいと思っています

それでも、できるだけ人と人との接触回数なり、時間を少なくする必要はあります(3密の低減)
エアロゾル(細かな粒子)を巻き上げてしまう、歯を削ったり、歯石を取ったりする器械を使う歯科医院は、リスクが高いです

そこで当院の取る対策

●できるだけ治療(処置)時間を短縮するなど
●メンテナンス時に歯石を取る器械を使用中止にする(現在すでに実施中)
●どうしても歯を削る器械を使わないといけない治療の患者さんは水曜日のみの受け入れとする(6月1日より実施)
その他、出来るだけの対策を実施し、今後も準備が整い次第、追加してまいります

メンテナンス診療の変更

普段のメンテナンス
 色素沈着、歯石などをきちんと取り、歯を白く美しくして、虫歯予防も図る

今行っているメンテナンス
 リスク判定(トリアージ)に重きをおいています
 リスクなしと判断されたら⇒クリーニングなどはせず、フッ素・進行止めの薬をぬって、早く終了
 リスクありと判断されたら⇒きちんと応急処置をして危機の回避(火事がひろがらないよう対処)

 以上、初めての経験でわからないことも多く、資源の限られる中で、私たち医療提供側の安全も図りつつ、我々にできる最善を尽くしております。何かと不行き届き、ご迷惑おかけする点も多いかと思いますが、何卒ご理解ご協力の程、よろしくお願いいたします。

こぐま小児歯科 院長 渡辺 正知


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